此の度は、小札屋さんの魂のこもった甲冑と誠意あるお心遣いにより、盛大かつ華やかに披露宴を執り行うことができましたこと、大変嬉しく思っています。
また漢人(おとこ)としての本懐を遂げることもできました。

私は、小学3年から剣道を始め、その頃すでにお小遣いで歴史小説を買って読む少年でした。
なんとなく歴史に興味を持っていたのですが、小学5年の時に放映された渡辺謙主演のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』での伊達政宗の格好良さに衝撃を受けました。
そこから歴史の勉強に励み、今は歴史と剣道を生涯の仕事、いや人生にしております。
戦国最強といわれた黒漆塗五枚胴具足(仙台胴)は、まさしく私の原点であり、また、この先どんな困難が待っていようとも身を挺して一生妻を守り抜くという心意気の象徴です。
妻も私のこの想いを理解してくれ、人生の節目である披露宴で伊達政宗の甲冑を着用することとなりました。

では何故小札屋さんの甲冑をお借りしたかというと、理由はただ1つ、それは小札屋さんがとことん本物にこだわっているからです。
ネットで他社の甲冑とも比較しましたが、違いは一目瞭然です。
例えば、威しの糸の色や鉄板の色艶、草摺りの形や上杉家伝統の二重しころ・・・。小札屋さんに即決しました。
そして披露宴2日前の試着の日、私の決断が正しかったことを実感しました。
なんと小札屋さんが用意してくださったのは、安土桃山時代の仙台胴と江戸時代の兜だったのです!!
20kgを越す甲冑にそれ以上の重みを感じました。
披露宴当日、私に400年前の武将の魂が乗り移ったのは言うまでもありません。
私は常々、人の期待を裏切ることだけはしたくないと思っていますが、お色直しで再入場した瞬間の地鳴りのような大歓声、ゲストの皆様の感謝感激のお言葉の数々、正直身震いがしました。
まさしく「漢人の本懐、ここに極まれり」でした。

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